鳥取市で半月板の治療で人気の整骨院｜とっとり中央整骨院 | とっとり中央整骨院｜お悩み別ページ

【半月板損傷とは】

半月板とは膝関節を構成する大腿骨（太ももの骨）と脛骨（すねの骨）の間に存在するC型の線維軟骨組織で内側と外側にそれぞれ１つずつあります。クッションのような役割を持ち、膝関節を安定させることや衝撃を吸収し荷重を分散させて軟骨を保護する働きをしています。その半月板が損傷（断裂）する事によって、受傷時には痛みや腫れ（関節血腫）・膝の可動域制限・動いた時の異常音（クリック音）などがみられ、一定期間過ぎた後も運動時の痛みや運動後の腫れ（関節水腫）を繰り返す場合があります。

損傷した組織が回復するためには血管があり栄養が届くことが必要ですが、半月板の中央部（約２/3）は血管がなく栄養が届きにくいため半月板損傷は治りにくいという特徴があります。軽度の損傷であればテーピングや装具を使用して、治療やリハビリを行うことで痛みの軽減をしていきます。しかし損傷の度合いや症状によっては手術が必要となる可能性もあります。また適切な治療をしないと変形性膝関節症となる可能性が高くなります。

【半月板損傷の原因】

半月板は膝をひねるような動作で損傷（断裂）を生じやすく、靭帯損傷を併発することもあります。主な原因は３つあります。

●スポーツ外傷

サッカーやバスケットボール・バレーボールなどのスポーツで多く、ジャンプや方向転換など体重のかかった状態で膝をひねることで半月板の損傷が起きます。またジャンプの着地の際には前十字靭帯損傷と併せて半月板損傷を引き起こす可能性があります。

●加齢による退行変性

加齢により半月板に含まれる水分量が低下するためクッションとしての役割が損なわれてしまいます。そのため立ち上がるなどの小さな衝撃で損傷しやすくなります。

中高年に多く、40代頃から特に半月板の水分低下が見られるので注意が必要です。

●円板状半月板（先天的形態異常）

半月板は通常C型（三日月状）の形をしていますが、数％〜十数％の方は生まれながら円板状半月板と言われる円く厚みのある半月板がみられます。

円板状半月板は構造的に弱いためはっきりとした原因がなく損傷を起こしてしまいます。

外側半月板にみられることが多く、欧米人に比べて日本人などのアジア人に多いのが特徴です。また、小児期から痛みが出始めることが多いため、成長痛と勘違いされやすいです。

【一般的な病院での治療】

・保存療法

症状が軽度の場合テーピングや装具で関節への負担を和らげながら、リハビリテーションや生活・運動指導を行います。

炎症や痛みが強い場合は、飲み薬や塗り薬・湿布を使います。また関節内に多量の水が溜まっている場合は関節穿刺と言って、針を使って関節内の水を抜きます。

・手術療法

症状が重度の場合や、保存療法でも症状が緩和しない場合は手術療法を行います。

【当院での治療方法】

とっとり中央整骨院では、膝関節のどの部分がどのような時に痛むのか詳しく問診した上で理学検査・超音波画像検査を行い半月板損傷の治療方法を決定します。

半月板損傷などの外傷は痛みや腫れが発生するため、受傷直後はR I C E処置を行い安静にしていく必要があります。また膝に負担をかけないように重症度や経過によって装具やテーピングによる固定を行い、早期改善を目指します。

併せて以下のような治療法も行う場合があります。

＜超音波治療＞

超音波とは、人間の耳では聞こえない程の高い周波数で振動する音波のことを指します。患部に温熱や振動を与えることが可能で、それにより血管を拡張させ損傷や炎症が起きている半月板などの軟部組織や軟骨の炎症・痛みを抑えることができるので、半月板損傷の早期改善に効果的です。

＜ハイボルテージ治療＞

ハイボルテージ治療は高圧電流によって皮膚に抵抗を与えず深部組織まで刺激を与えることができます。そのため半月板損傷によって生じる痛みや炎症を抑え、回復を促進させる効果と高い即効性があります。

＜手技療法＞

手技療法は筋肉・筋膜・腱・靭帯・骨膜の硬さや癒着を取り除く治療です。

半月板を損傷すると膝の安定性が失われてしまいます。その不安感を補うために膝周囲の筋肉や靭帯が過緊張を起こして硬くなってしまい、痛みや関節の動きが悪くなるなどの症状が現れます。

また安定性を欠いた状態で生活をしていると膝関節のみではなく、股関節や足首に影響を与えてしまうため適切な治療を行うことが大切です。

＜鍼（はり）治療＞

鍼には特有の鎮痛作用があります。損傷後は関節の動かしにくさや不安定感が現れてしまいますが、特に半月板損傷では膝関節周囲の筋肉が過剰に筋緊張を起こしてしまう場合があります。そのため原因となる筋肉の筋緊張を沈め、損傷部位への負担を軽減し動かしにくさや不安定感を取り除いていきます。また、筋緊張が緩和されると血流の循環が改善されていきます。患部の損傷の修復が促され、炎症が引くため早期改善に繋げていくことが可能です。