鳥取市で捻挫の治療が人気の整骨院｜とっとり中央整骨院 | とっとり中央整骨院｜お悩み別ページ

【捻挫とは】

スポーツ活動中や段差でつまずく・転倒などで靭帯や関節を捻ることで、関節に対して外部から大きな力が加わり関節が正常の可動域を越えて動くため、組織への損傷が生じます。

捻挫はX線（レントゲン）検査で骨折や脱臼・関節の位置に異常が見られないもので、関節周囲に存在する靭帯や関節包と呼ばれる軟部組織と半月板などの軟骨が損傷した状態のことを指します。捻挫の原因として日常生活で転倒や階段を踏み外す、スポーツ活動中のジャンプの着地や急なターン・タックルなどによる相手選手との接触、交通事故などが原因となります。多くは足関節で見られますが、指や手首・肩・膝など様々な関節で生じる可能性があり、突き指やギックリ腰も捻挫の一つになります。症状は痛みや腫れ、損傷部位付近の皮下出血（内出血）が見られ、重症度や損傷部位によっては関節の不安定感や歩けない程の痛みが現れます。

【捻挫の重症度と判断について】

捻挫の重症度はⅠ～Ⅲ度で判断します。

Ⅰ度損傷：靭帯が過度に伸びた状態で軽微な損傷があり痛みや腫れが見られるが、関節の不安定性はなく歩行が可能なもの。

Ⅱ度損傷：靭帯に部分的な断裂があり、痛みや腫れ・皮下出血（内出血）を認める場合がある。関節の不安定性はほとんどないが、歩行時の痛みを生じる。

Ⅲ度損傷：靭帯が完全に断裂し、強い痛みと広い範囲の腫れや皮下出血（内出血）が顕著に見られる。関節が不安定な状態で痛みが強いため歩くことが困難となる。

【捻挫をした際の応急処置】

捻挫やスポーツ外傷など怪我をしてしまった直後は、炎症が進行して症状が悪化することを防ぐために「RICE処置」を行います。

●安静（Rest レスト）：損傷部位を固定して、無理に動かすことや体重をかけることは避ける。

●冷却（Ice アイス）：炎症や痛みを抑えるために、アイスバックやビニール袋に氷水を入れて15分〜20分冷やします。ビニール袋に氷水を入れて冷やす際は、タオルを挟んであげるなどして凍傷にならないように注意します。また冷却スプレーは深部組織への冷却効果が低く炎症を起こしている部位の熱を逃せないので氷水を用いるようにします。

●圧迫（Compression コンプレッション）：損傷部位の皮下出血（内出血）や腫れを抑えるために、包帯などで軽く圧迫をします。強い圧迫や長時間の圧迫は血液の循環不全を起こしてしまい、しびれや皮膚の色が悪くなってしまうので圧迫を緩めます。

●挙上（Elevation エレベーション）：腫れやむくみを抑えるために、損傷部位を心臓より高くします。

【当院での治療方法】

鳥取市のとっとり中央整骨院では、足首や手のどの部分がどのような時に痛むのか詳しく問診した上で理学検査・超音波画像検査を行い損傷の重症度を確認して、治療方法を決定します。

捻挫は靭帯や関節包・軟骨の損傷により炎症や腫れが発生するため、受傷直後はR I C E処置を行い安静にしていく必要があります。また関節に負荷をかけないようにするため、重症度や経過によってギプスや装具・テーピングによる固定を行います。

痛みや腫れが強い時は患部を固定し安静にしなければいけませんが、固定していると関節の動かしにくさや硬さ、筋力低下が現れてきます。そのため早期改善・再発予防に向けた手技療法やストレッチを行います。また損傷部位の回復を促進させるためにはトレーニングによる適度な刺激を与えてあげることが必要ですので当院指導のもとトレーニングも行っていきます。

併せて以下のような治療法も行っていく場合があります。

＜超音波治療＞

超音波とは、人間の耳では聞こえない程の高い周波数で振動する音波のことを指します。患部に温熱や振動を与えることが可能で、それにより血管を拡張させ損傷や炎症が起きている靭帯などの軟部組織や軟骨を治療することができるので、捻挫の早期改善に効果的です。

＜ハイボルテージ治療＞

ハイボルテージ治療は、捻挫によって損傷が起きた患部やその周辺の組織に高電圧電流を流す治療法です。高圧電流によって皮膚に抵抗を与えず深部組織まで刺激を与えることができるため、患部の痛みや炎症を抑える効果と即効性があります。

＜手技療法＞

捻挫による痛みをかばって歩くことや固定によって損傷部位周囲の筋肉が緊張を起こし硬くなってしまう場合があります。手技療法は筋肉・筋膜・腱・靭帯・骨膜の硬さや癒着を取り除く治療です。硬さや癒着をそのままにしていると関節の動かしにくさや不安定感に繋がってしまい、変形性関節症や損傷していない関節にも痛みが出てくる可能性があるので損傷部位周囲に対して手技療法を行う必要があります。

＜鍼（はり）治療＞

鍼には特有の鎮痛作用があります。捻挫により損傷が起こっている部分やその周囲に鍼灸治療を行います。損傷後は関節の動かしにくさや不安定感が現れますが、特に足関節の捻挫ではギプスで固定している事により重心が踵に集中し、脚の筋肉が過剰に筋緊張を起こしてしまう場合があります。そのため原因となる筋肉の筋緊張を沈め、損傷部位への負担を軽減し動かしにくさや不安定感を取り除いていきます。筋緊張が緩和されると血流の循環が改善するため炎症が引き、早期改善に繋げていくことが可能です。

【足関節捻挫の再発原因と予防】

捻挫は痛みや腫れが治ったから完治というわけではありません。関節の硬さや筋力低下・不安感を取り除いていかなければ、変形性関節症や「捻挫癖」と言われるように何度も捻挫を繰り返し慢性足関節不安定症になる可能性があります。

接触などで再発してしまう場合もありますが、関連する筋肉・関節を改善することで捻挫の再発を予防できます。

●柔軟性・可動域の低下

固定をしていることによって、関節が硬くなり筋肉の柔軟性や筋力が低下し可動域制限を引き起こします。足は人間が立っている際に唯一地面と接着している部分であり、地面を蹴る際など歩く時の力の働きに大きな役割を果たしています。その働きが可動域制限や筋力低下によって低下してしまうと、足関節だけではなく膝や股関節に負担がかかるため、膝や股関節の痛みや腰痛、変形性関節症の原因となります。

足関節捻挫後の治療として筋肉の柔軟性を高め、足首の可動域を改善させることは再発予防に必要となります。

●足部機能異常

足首が外側に傾いた状態を「回外足」と呼びます。全人口のうち１〜２割の方は回外足だと言われていますが、捻挫によって外側の靭帯を痛めてしまうと足首のバランスが崩れてしまい回外足になってしまいます。

回外足になると小指側に負担がかかりやすく内反小趾や、足の甲が本来より高くなってしまう「ハイアーチ」に繋がってしまいます。ハイアーチは足の腱が短くなるため筋肉に負担がかかりやすく足底腱膜炎やアキレス腱炎を起こす可能性が高まります。

回外足を治すためにはインソール用いて日常での負担を減らすことや、脛の外側にある腓骨筋・足裏の外側にある小趾外転筋のトレーニングを行うことが必要です。

●体通信簿

足関節捻挫の再発予防や体の改善のために、とっとり中央整骨院では体通信簿というものを用いて体を評価していきます。体通信簿とは、体の柔軟性・筋力・バランス力・栄養摂取量・栄養バランスを評価するものです。

体の改善点や必要な栄養の摂取量は一人ひとり違います。「柔軟性」が悪いと一概に言っても一人ひとり硬い場所は違い、運動やストレッチの取り組み方も変わってきます。そこで、体通信簿を用いることで、評価した情報を学校の通信簿のように数値化し可視化することができるので、その人に合わせた運動やストレッチ・栄養の取り組みが行えるようになります。体通信簿の評価を元に、体の改善に必要な自宅でも出来るストレッチや運動・栄養指導をしていきます。