鳥取市で頚椎症の治療で人気の整骨院｜とっとり中央整骨院 | とっとり中央整骨院｜お悩み別ページ

【頚椎症とは？】

背骨の中で首の骨に当たる部分に存在する７つの骨を「頚椎」と呼びます。

各頚椎の間には「椎間板」と呼ばれる軟骨があり、クッションのような役割を果たしています。

頚椎や椎間板が、何らかの理由で変形したり潰れたりするなどすると頚椎付近になる首の神経が圧迫され、その結果首や肩、腕に痛みやしびれを引き起こすことがあります。こういった病態を総称して「頚椎症」と呼びます。

【頚椎症の原因】

頚椎症は50才代以降の方に多く発症し、加齢による頚椎・椎間板の変性が主な原因となります。

頚椎にある椎間板の水分は、年齢を重ねるごとに水分が失われ、その弾力性が低下してきます。椎間板の弾力性が失われるとクッションとしての役割が損なわれてしまい、頚椎への振動刺激などが増加します。すると、頚椎に骨棘といった棘のようなものが形成され、その骨棘が神経や血管を圧迫してしまうことにより、痛みやしびれが現れてしまうのです。

頚椎症の原因となるのは加齢だけではありません。長時間のスマートフォンやパソコンの使用などで姿勢が悪くなっている方は猫背姿勢になりやすく、頚椎にかかる負担が増してしまうことで頚椎症を発症するリスクが増加してしまいます。そのため、頚椎症は中高年の方だけでなく、20才代の若い世代の方にも発症する可能性があります。

【頚椎症の症状】

頚椎や頚椎の椎間板の変性は加齢による生理的な現象でもあるため、頚椎や椎間板に異常が出ていても無症状の方もいるのですが、首や肩甲骨まわりの痛みやコリ、首や肩関節の可動域制限といった症状が現れることが多いです。

頚椎や椎間板の変性が進行すると、やがて首の神経を圧迫することになり、神経的な痛みやしびれが起きてきます。こういった神経症状を伴った状態を「頚椎症性脊髄症」とか「頚椎症性神経根症」と呼びます。

「頚椎症性脊髄症」は、骨棘や変性した椎間板が脊髄を圧迫してしまうことにより、両側の手足に痛みやしびれが出る、箸が使いにくくなる、字が書きにくくなる、足がもつれて歩くにくくなる、尿や便が出にくい・漏れてしまうなどの症状が現れることがあります。

「頚椎症性神経根症」は、骨棘や変性した椎間板が神経根を圧迫してしまうことにより、片側のうでや手に痛み・しびれ・筋力低下などが生じる場合があります。

【一般的な病院での治療法】

・薬物療法（抗炎症薬、筋弛緩薬、ビタミンB剤など）

・物理療法（温熱療法、電気治療）

・頚椎の牽引療法

・コルセット（頚椎カラー）による固定

上記等の保存療法を行なっていても症状が進行し日常生活に支障が出てしまう場合は、手術によって骨棘や椎間板による神経の圧迫を緩和することがあります。

【とっとり中央整骨院での治療法】

とっとり中央整骨院では、診察の際に頚椎の状態だけではなく、肩甲骨・背骨・骨盤・筋肉・筋膜の状態を総合的にチェックしていきます。

頚椎症になる方は、ストレートネックや猫背、骨盤のゆがみといった骨格の機能異常を持ち合わせている方がほとんどです。骨格の機能異常があると身体はゆがみ、頚椎に負担がかかりやすくなります。

頚椎症の治療では、背骨や肩甲骨を正しい位置に近づけ、周囲の筋肉の緊張を緩和させていくことが非常に重要です。

整体などで首を強く動かすような施術や首を牽引するような治療は、症状が悪化するケースも珍しくなく、注意が必要です。

また、症状に合わせて以下のような治療法を行う場合があります。

＜ハイボルテージ治療＞

ハイボルテージ治療は、首や肩の筋肉などに高電圧電流を流す治療法です。ハイボルテージ治療を行うことで筋肉の血流循環を促進し、つらい頚椎症の疼痛を早期改善させることが期待できます。

＜手技治療＞

頚椎症の方は、首や肩、肩甲骨周囲の筋肉・筋膜が緊張を起こし、ガチガチに硬くなっていることがほとんどです。頚椎のまわりの筋肉が硬くなると、頚椎にさらなるストレスをかけたり血流悪化の原因になります。手技治療では、首・肩・肩甲骨・腕といった頚椎に関連する筋肉・筋膜の緊張を緩和することができ、頚椎症の早期改善につながります。

＜鍼（はり）治療＞

鍼には特有の鎮痛作用があります。鍼治療により日常生活で頚椎症の原因となっている筋肉の筋緊張を沈め、血流の循環を改善させ早期改善につなげていくことが可能です。鍼の刺激によって筋肉の緊張が和らぐことで頸椎への負担が軽減されます。

【頚椎症の予防】

頚椎症による痛みや痺れが出ている場合、首を大きく動かす行為、特に天井を向くように大きく後ろに反らせる動作は危険です。頚椎と頚椎の間隔が狭まり神経根の圧迫を余計に強くしてしまう可能性があります。よくテレビや雑誌などで、肩こり解消などとして首を大きく回す体操が紹介されることがありますが、これは頚椎に異常がない方にとっては良い体操なのですが、頚椎に異常がある方にとっては症状を悪化させかねません。しびれがなくても、首を大きく回した時に痛みを感じたら体操は中止して専門家に診てもらうようにしてください。